原油価格の高騰で被害をこうむるのは決してガソリンスタンドだけじゃない。

ジャムおじさん「すまないねアンパンマン、わかってると思うけど最近原油が高いんだ。そのせいで小麦粉の値段も上がってしまってね。
だからアンパンマン今日から顔のサイズ半分になるけどいいかな？」
アンパンマン「な、なんだって～！それじゃあジャムおじさん、僕の愛くるしい三頭身の体が六頭身になるってことですか？」
Ｇ「解ってくれアンパンマン、お前の頭を一つ作る金で普通のアンパンが１０は作れるんだ。不景気だからこっちも財政難なんだ」
Ａ「そんな～」
Ｇ「お前やカレーパンマンはまだいい、具があるからな。だが食パンマンなんかもっと大変なことになってるんだ。我慢してくれ。」
Ａ「わ、わかりました・・」
Ｇ「ありがとう、では新しい顔だよ」
Ａ「うわぁ。あ、頭が軽い」
Ｇ「半分だからね」
Ａ「調子が狂うな～・・リハビリを兼ねてパトロールにいってきまーす。」
Ｇ「気をつけるんだよ」

煙突から飛び立つアンパンマン

Ｇ「・・・うちもそろそろオール電化にしようかな・・」

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カバオ「あ、アンパンマンだ。おーいアンパンマー・・すいません人違いでした・・・」
Ａ「僕はアンパンマンだよ、ちょっと小顔になったけれど・・・それから河馬男くん、人違いじゃなくてパン違いだよ」
Ｋ「やっぱりアンパンマンなんだ、よかった。でもなんで僕の名前漢字なの？」
Ａ「河馬男くん、気にしちゃ駄目だよそういうのは。」
Ｋ「うん・・わかった・・」
住人①「た、大変だー助けてアンパンマーン！」
Ｋ［どうしたのー？」
①「それが・・ばい菌マンが・・・あ、ちょうどいいところにアンパンマ・・すみませんパン違いでした・・・」
Ａ「僕はアンパンマンだよ」
①「ええ！そうなの！？確かに体は似てるけど・・・そ、そんなことより大変！ばい菌マンが皆を虐めているの！助けてアンパンマンにしろアンパンマンじゃないにしろ！」
Ａ「なんだって！ばい菌マンめ・・」
①「こ、こっちだよ！」

 

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ばい菌マン「ハーヒフ―へホー」
住人②～③「わぁぁぁぁ」
Ａ「やめるんだ！ばい菌マン！なぜ発声時最も空気を含むハ行を言っているんだ！」
菌「来たかアンパンマンめ！今日こそ倒してやる！」
Ａ「い、一発で僕だってわかってくれた・・・」
菌「フン！姿かたちがどうだろうとお前がお前であることに変わりはない！」
Ａ「な、なんだこの感じ・・胸が締め付けられるような・・・あれ？この原油高のときにどうしてＵＦＯに乗れるんだ？」
菌「ンガーッハッハッハ、俺様のＵＦＯはバッテリー駆動だから関係ないのだ！」
Ａ「な、なんだってー！」
菌「これでも食らえ！」
Ａ「うわぁぁ！・・か、顔が濡れて力が出ない・・・」
菌「終わりだアンパンマン・・・しねぇ！」

ＩＮ茂み
Ｋ「あ、アンパンマーン！大変だ、パン工場に知らせなきゃ」

プルプルプル・・・

バタコ「ジャムおじさん、電話が鳴ってますよ」
Ｇ「なんだって！アンパンマンが！」
Ｂ「いや、せめて出ましょうよ・・・」
ガチャ
Ｋ「大変なんだ！アンパンマンが」
Ｇ「なんだってアンパンマンが」
Ｋ「えらく棒読みだねー・・」
Ｇ「わかった、すぐに向かう（ガチャ）バタコ、急いでアンパンマン号ＮＥＯの準備だ」
Ｂ「え・・ＮＥＯって・・」
Ｇ「早く！」
Ｂ「は、はい！」

Ａ「ぐはっ・・」
菌「ハーヒフーへホー！六等身になっても強くなったわけじゃないようだな！」
チリンチリーン
Ｂ「アンパンマーン！」
Ａ「あ、バタコさ・・・自転車！？」
Ｂ「仕方ないでしょ！ガソリン高いの！さ、早く顔をこっちへ」
Ａ「え？新しい顔は？・・」
Ｂ「使い捨ての時代はもう終わったの、ちょっとばい菌、離して」
菌「だれが・・」
Ｂ「早く！」
菌「ハイ・・」
 

Ｂ「ほら、濡れた顔でもレンジで暖めれば・・」
チーン
Ｂ「はい」
Ａ「元気５０倍！アンパンマン！」
Ｂ「半分だからね」
Ａ「食らえ！アーンパーンチ！」
バコン！
菌「バイバイキーン・・・」
キラン
Ｋ「やったね！アンパンマン」
Ａ「河馬男くん、人がやられてるのを黙って見てたんだね」
Ｋ「・・・いや・・否定はできないけど・・・」

終わり

 

あー暇だ